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お知らせ

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Walk Again 2023「iPS細胞を用いた脳と脊髄の再生医療」開催!

Walk Again 2023「iPS細胞を用いた脳と脊髄の再生医療」開催!

10月28日(土)秋葉原コンベンションホールにてWalkAgain 2023 「iPS細胞を用いた脳と脊髄の再生医療」のシンポジウムを開催しました。
今回はネットでの配信は行わず、東京での開催ということもあり、関東近辺からの来場者がほとんどで脊髄損傷者の方々やご家族、研究者、福祉関係者など180名ほどのご来場をいただきました。

開催に先立っては、参議院議員で医師でもある自見はなこ先生から、再生医療の未来に対して温かいご挨拶をいただきました。

そして今回も慶応義塾大学医学部生理学教室教授で日本再生医療学会理事長の岡野栄之先生をオーガナイザーに、慶応義塾大学医学部リハビリテーション医学教室教授の辻哲也先生、京都大学iPS細胞研究所臨床応用研究部門所長の高橋淳先生、国立病院機構大阪医療センター臨床研究センターセンター長の金村米博先生から、各先生の専門分野でのiPS細胞を用いた最先端の再生医療についてご講演がありました。
慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野先生は今までの20年の歩みをご講演され、読売新聞論説委員の高梨さんからの冒頭の質問では、何故このような研究に関わることになったのか、また中村先生との出会いのお話もあり、岡野先生のお人柄が会場の皆さんに伝わる貴重な時間の共有ができました。
また会場には、サイバーダイン(株)の装着型サイボーグHAL®やコロプラスト(株)の排泄管理商品の展示や相談コーナーも設けられました。HAL®では、脳の信号をHAL®が読み取って歩行訓練を行う仕組みのデモンストレーションも行われました。

パネルディスカッションでは、多くの脊髄損傷の患者を受け入れている村山医療センター整形外科医長小林喜臣先生が再生医療現場と医療経営の問題点も示されました。
来賓として参加いただいていた慶應義塾大学医学部整形外科教授の中村雅也先生からは、現在慢性期不全の治験が進んでいることと、慢性期の再生医療の実現は決して遠い将来ではないという力強いお言葉をいただけたこともご報告いたします。
脊髄損傷の患者への再生医療が現実のものになる期待感とともに、新たな課題も見えてきたシンポジウムとなりました。

>> WalkAgain2023 配布資料はこちら
<WalkAgain2023のビデオは編集ができ次第、ホームページでお知らせします。>

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