| ★ 書名 「飛璃夢(とりむ) 誌」 (金子 寿・西川 和朗 編集、1980年頃から) ★書評 (中島) (筆者紹介) 金子寿氏は頸髄損傷、編集者、一九六〇年、神奈川県生まれ、一九八七年から 西川和朗氏と「飛璃夢」誌発行、レポートに「電動車いすで見るイギリス」「バークレ イ旅行体験記」など、「はがき通信」「WORKING QUADS」などに寄稿している。 (内容) ケイソン者を中心として重度障害者たちの自立を助けるためのあらゆる制度、 医療記事、補装具の紹介、ボランティア情報、海外の障害者への援助、出版物案 内などを定期的に冊子として発行している。F・L・Cが別称。 私は三二〜三七号あたりを拝見しているだけだが、こういう作業を継続するに はやはり強い使命感がなければ駄目だろう。それには金子氏の「(バークレーなど へ)行かなければよかった。なまじ行ったばかりに、外国の障害者たちと比べて自 分が子どものように思えた」という回顧が鍵となるかもしれない。そうは言ったもの のいじけてばかりいるわけにはいかない、当然金子氏は帰国後自分なりにやれる 方法で知識の還元を図らずにはいられなかっただろう。それがこういう冊子となっ ているのだろう。 もっとも、他にも「はがき通信」のように主旨を同じくする冊子があることから、重 複の手間を省くために一本化したほうが効率いいのではないか、という話もあった らしい。しかし「一国一城の主」という立場はなかなか捨てがたいようだ。 |
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