★ 書名 「日本せきずい基金リポート5」
日本せきずい基金編、2003年、300円 |
★ 書評 (中島)
「日本せきずい基金」が総力をあげて行っている調査・研究リポートの第5弾。
今回は「在宅高位脊髄損傷の介護システム」に関する報告書。
脊(頸)髄損傷1665人に質問して675人から回答を得ている(40%強)。
この回答率が高いか低いか何とも言えぬところだが、
同じ障害をかかえる事務局が苦労してやっているのだから、
もう少し高くてもよさそうだという気がする。
内容は、機能障害の活動の制約と、参加の制限の様子。
家庭における介護者・時間・保健福祉サービスの利用。
タイムスタディー調査による介護動作の分類や、
単身モデル・同居モデルの必要サービス時間。
支援費制度の見直しに関連して、
公平な配分個人の必要時間の評価基準。
障害者プランの見直しに関連して、
ホームヘルパー数の必要な推計。
サービス供給体制の改善など。
グラフや表をふんだんに使ってあり、わかりやすい。
巻末には個人の収入までことこまかに調べてあるので、
野次馬根性のある方はごらんください(笑い)。
これは社会福祉・医療事業団(高齢者・障害者福祉基金)の
助成事業として行われている。
分析は駿河大学の渡辺裕子教授が協力しているが、
いずれにしても、脊髄損傷・頸髄損傷者たち自身が
このような研究を始めていることがたのもしい。
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