「日本せきずい基金ニュース 10号」
| ★書名 「日本せきずい基金ニュース 10号」 (日本せきずい基金・事務局編集、 障害者団体定期刊行物協会発行、2000年4月、300円) ★書評 (中島) 今号の目玉は、「日本せきずい基金」が2000年度に実施した @ 在宅高位頸髄損傷者の介護に関する実態調査 A 脊髄損傷者の受け入れに関する全国主要病院調査 の報告です。 @は50事例の訪問調査。 Aは250医療施設への 郵送アンケート(うち106施設の回答)によっています。 @の質問内容は ☆ 障害発生時の医療側の対応の問題。 ☆ 排泄の方法 ☆ 相談の相手 ☆ 生活の場所 ☆ 活動参加の制限のレベル ☆ 福祉機器の使用率 などで、回答は表とグラフなどで示されています。ベンチレータ使用者では やはり家族の介護に頼っているケースがかなり多いようです。単身で自立生活 しているのはわずか7例でした。 Aの質問は ☆ 現在の入院状況 ☆ 患者数の多い医療機関 ☆ 最大で受け入れられる重度の脊髄損傷者の数は? ☆ 褥瘡予防法と排尿管理法 ☆ 急性期治療終了以後のリハビリテーション ☆ 呼吸器使用の患者を受け入れるか などで、立体的なグラフでわかりやすく集計されています。そのあとに、回答 者たちからのコメントも付け加えられていますが、やはり「急性期治療終了以後の リハビリテーション」の受け入れ先がかなり不足しているようです。最近の早期退 院の勧告という流れにより、現場でジレンマを感じている医療関係者も増えている ようです。 第三章では「救急医療の充実を」という記事などが紹介されています。それにし てもホッチキスで束ねてないのは、経費と手間を削減するためなのでしょうか? |