講演会報告集 ページ4
討論を終えて
■ 呼吸器使用者・自立の7条件 松井 和子
今回の企画は、日本の人工呼吸器使用者の自立にどのような医療ケアシステムや社会的サポートが必要か、その課題を明確にできたと評価する。 人工呼吸器使用者、気管切開による人工呼吸であっても、自立が可能であるとウオルト氏の来日と講演は実証した。健常者と同じ姿勢で長時間講演し、質問に適切に答える氏の存在は、適切な医療ケアシステムがあれば人工呼吸器使用の高位頸髄損傷者であっても社会生活が可能なことを実際に示してくれた。 その自立の条件は、司会の大熊由紀子氏が適切に交通整理し抽出されたように、つぎの7点である。
1つ、急性期に脊髄の損傷を最小限に留める専門医療体制の整備である。カナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州では事故現場に駆けつけた救急隊がまず脊髄損傷を疑い、近隣の医師が外傷の有無を確認、脊椎に外傷があれば固定し脊髄損傷センターへ転送、急性期の専門治療を開始する。
2つ、急性期にピアカウンセラーの活用によって、患者や家族に絶望や諦めではなく、社会復帰の目標を実感させる。人工呼吸器使用のピアカウンセラーによって、人工呼吸に依存した状態であっても退院し、社会生活が可能という希望を与えることができる。
3つ、急性期から社会生活を目標にしたリハビリテーションによって、長時間車椅子に垂直に座れる姿勢の保持、一人で移動可能な電動車椅子の操作、音声コミュニケーションが可能な自力発声を可能にする。BC州では、気管切開で話せない人工呼吸器使用者は稀である。
4つ、人工呼吸器使用者の在宅生活は24時間公的介助保障である。BC州では、家族に介護依存する自宅退院は人工呼吸器使用者の社会復帰失敗例とみなす。家族は家族本来の役割を担ってもらう。
5つ、自立した地域生活とは、人工呼吸管理の点でも当事者の自己管理と自己責任である。BC州では自己健康管理ができるよう急性期に専門施設でリハビリテーションを受けて地域生活を開始する。
6つ、自立した地域生活はコスト的に低く、社会にとっても負担の少ない有効な選択肢である。BC州の脊髄損傷者協会は、その点で一般の人々の理解を得るよう運動してきた。その成果として現在BC州では、療護施設、グループホーム、一般住宅、公的賃貸住宅など多様な選択肢を持つ地域生活が可能になっている。
7つ、人工呼吸器使用者であってもパッチワークの1つとして社会の不可欠な構成員であり、自立によって社会の有用な構成員として役割を担える存在である。
以上7点の必要条件の実現には、当事者はもとより多様な専門職や関係機関の協力が必要である。私たち医療看護職にとっての課題は、ウオルト氏のような人工呼吸器使用ピアカウンセラーを日本でも実現することではないかと考えた。
■ リハビリプログラムの継続を 平岡 久仁子
受傷直後の頚椎損傷患者は、ほとんどが救命救急センターに搬入されることになる。救命救急センターでは、救命処置が最優先に考えられて外科・整形外科・脳外科・内科など多くの専門医師が共同で治療にあたり、リハビリテーション医師やPTが手術に立会うなど、リハビリテーションプログラムを初期の段階から考慮することと併せて、機能訓練の導入時期が以前よりは早くなってきたように感じます。
ただ、この頃の患者にとってはまだ自分の身に何が起こったのか認識できずに“はやく治って帰りたい”という思いが強くあるようにみうけられます。 一方、家族には将来の車椅子生活に備えるよう説明がなされ、“救命措置が行われて全身状態が落ち着いたら早期に次の医療機関に移らなければいけない”という事情が主治医から繰り返し伝えられることが、救命救急センターでは日常的になっています。家族が、ソーシャルワーカーに相談するのはこの時期です。
大方の家族は、車椅子のイメージをかろうじて抱いているのみで、どのような治療訓練をうけることが出来るのか、その間の患者本人の気持ちはどのように変化するのか全く見当もつかないといった、混乱と不安の嵐の中に居るようにみうけられます。
この混乱の時期に、次の治療訓練機関を決定していくためにわれわれが、まず考慮することは、一定程度の訓練内容を確保でき、リハビリテーションプログラムにカウンセリングや相談援助機能が位置づけられている機関と患者とを結びつけることです。リハビリテーションプログラムが継続されることによってしか、混乱を解決して今後の生活設計を進めていくことはできないと考えるからです。
しかしながら、頸髄損傷患者が社会生活への復帰に向けて治療訓練を受けることができる機関は非常に少なく、また、入所までの間かなり長期にわたり待機することになり、専門的なリハビリテーション訓練の設備がない医療施設で過ごさざるを得ない事例が多くあります。
特に高位の損傷や人工呼吸器を装着する場合などは「とにかく居場所を確保すること」が当面の課題になり、呼吸リハビリテーションを含めた専門的な機能訓練と全身管理を期待することは不可能に近い状況に陥る例もあります。救命救急センターで行われていた集中的な医療と看護と機能訓練は、一気に後退してしまいかねません。
このような状況に対して当事者はもちろんのこと、医療従事者も福祉従事者も行政担当者も改善を望んでいて、そのためには、高位脊髄損傷者の社会生活のモデルを作ることが求められるのではないでしょうか。
地域のリハビリテーションセンターがまず高位脊髄損傷者の入所訓練と在宅ケア体制作りに優先的に関わり、医療機関との有機的連携とリハビリテーションの継続性を確保する役割が求められていると考えます。
■ 高位頚髄損傷者のリハビリについて 笠井 史人
長期療養が不可能な救急病院で人工呼吸器離脱の困難な高位頚髄損傷者に提示される選択肢は「転院」か「退院」である。当然リハビリテーションのできる病院への転院が望ましいのであるが、大抵のリハビリテーション病院からの返答は「呼吸器離脱してから来てください」である。リハビリテーション専門病院ではICUを持っているところはほとんどないので、マンパワー・施設充実度から受け入れ可能な病院は限定される。運良く転院できたとしてもその先には必ず退院が待っている。
せめて退院後の安全の確保くらいは責任をとろうと、在宅療養に濃密な医療・看護・介護体制を要求する。結局、ICUに近い療養環境を自宅に用意して寝たきりに近い状態で帰ることとなり、家族には身体的にも経済的にも大きな負担を強いる。以上が日本の高位頚髄損傷医療の現状ではないだろうか。 カナダには高位頚髄損傷者向けのグループホームがあり、ベンチレーター依存者が電動車椅子で自由に買い物に出かけ、自立した生活を営んでいる。アメリカの俳優、クリストファー・リーブは俳優業に復帰している。この日本との差は高位頚髄損傷者に対するリハビリテーション医療体制にある。
この対策として昭和大学リハビリテーション科では、ベンチレーター依存者に対するリハビリテーションプログラムの実現を不十分ながらも試みてきた。発声法の獲得、坐位訓練、電動車椅子操作、パソコン入力訓練、ベンチレーターの離脱訓練などを進めながら、患者の可能性・潜在能力を開発し、生活におけるより多くの選択肢を提示できるように努めている。在宅療養をする際の濃密な環境整備について前述したが、重要なのは自宅のICU化ではなく、ICUの外で生活できる能力を身につけることなのである。
今回はベンチレーター使用時の発声法とベンチレーター離脱訓練について具体策を示す。 医療従事者の中にも、気管切開しベンチレーター使用時は発声不可能であると信じて疑わないものがまだ多いのが実状である。
発 声 法
ベンチレーターを使用しながら発声する方法は、
@ カフ上側に開口するサイドラインチューブ付カニューレ(Portex社ボーカレイドなど)を使用し、声門へ酸素またはエアを送り込んで発声する方法
A カフのエアを抜くだけの方法
B カフのエアを抜いて一方弁バルブ(Passy-Muir社スピーキングバルブなど)を使用する方法がある(Bが一番効率よく大きい声が出せる)。
@は人工呼吸と関係なく発声できるのだが、酸素配管もしくはコンプレッサーを必要とし在宅向きではない。
AとBはカニューレのカフエアを抜くか、カフなしカニューレを使用する。つまりリーク(呼吸回路からのエアもれ)が必ず発生する。リーク分を見込んで1回換気量を多めに設定すればよいのだが、呼気量や回路内圧でアラーム感知しているベンチレーターは警告音が鳴り続けるのでアラームを鳴りにくくする設定が必要となる。またバルブを使うと呼気はすべて声門を通るので、声門の開閉がうまくできないと上手に使えない。これはコツなのでその感覚を覚えれば難しいことではなく、装着後すぐに発声できる人も多い。
しかし発声のためとはいえ、カフのエアを抜くことに抵抗感を覚える医師が多いのも事実である。1回換気量の定量ができないこと、アラームを鳴りにくくすることは、ICUを基準に考えればずいぶん乱暴なことである。しかし自分の声によるコミュニケーションはそのデメリットを十分に凌駕するのではないだろうか。
離脱訓練 次にベンチレーター離脱訓練について示す。英語ではweaninngといい、習慣を断ち切るという意味の単語を使う。離乳でも禁煙でもそうだが、いきなり全面中止するよりも徐々に進めた方が効果的なのは想像に難くない。大きく分けて二通りの方法がある。
@ on-off法
A 間欠的強制換気を併用した人工呼吸補助圧減法である。@は単純にベンチレーターを外した時間を徐々に増やしてゆく方法である。ベンチレーターの機種に依存せず、また患者自身が成果を実感できるのが利点である。疲労しやすく、最初は不安感が伴うことから、ある程度呼吸筋力の残存した人に向く。
AはSIMVモードやPSVという特殊な仕組みを必要とし、使用機種が限定される。
(注 SIMV:同期式間欠的強制換気、PSV:プレッシャーサポート換気)
しかし安全に呼吸苦を感じることなく進められるので現在の主流である。全く横隔膜が動かなくとも呼吸補助筋の強化で数時間の離脱が可能になることが多いが、終日離脱には横隔膜の運動機能残存が要求される。急性期病院で離脱ができないと、後々離脱訓練に取り組んでくれる病院が極めて少ないので、外す能力があるのに永続的ベンチレーター使用を強要されることがある。運良く離脱が可能になった場合でも、弱い自分の呼吸筋に頼ることになるので、かえって危険が増すこともある。
自立とはどう生活するかを選択する権利を有することである。自宅で生活する体力・能力を身につけ、コミュニケーションの方法にも習熟したうえで、ある程度の危険度をも含め生活パターンを選択できるようにすることが重要だと考える。 よって、必ずしも自宅でICUと同じ管理を求める必要はない。我が国における高位頚髄損傷者のリハビリテーションが欧米に比べ遅れているのは、医療技術ではなく、障害の捉え方・意識の違いであろう。精神的な自立を目標として可能性を引き出し、生活における多くの選択肢を提示できる医療・福祉のシステムを作り上げることが急務である。
会場アンケートから(順不同)
* 人工呼吸器使用の人も自立して一生懸命生きている姿に感動しました。しかしながら、まだまだ周りの人々の理解がないばかりに不自由が多いのでしょう。
* 人工呼吸器使用者の実態が分かってよかった。
* 大変参考になりました。オーストリアでもカナダ同様、在宅で質高く生活されている高齢者、人工呼吸器に限らず、高度医療のバックアップの必要な方に接してきました。OTの立場から、教育の現場から、そして一市民として私自身になにかできることは何か、考えるよい機会となりました。
* 人工呼吸器使用についての知識がないに等しいので、とても勉強になりました。
* 在宅で自立するための要因や問題をもう少し具体化できるとよかったと思います。結局のところ厚生労働副大臣に「お願いします」で終了してしまったので……
カナダと比較するのであれば、もっと行政システムを示してほしかったです。ベンチレーターを使用している人々の自立なので、ウオルトさんの排痰を見せるだけでなく、包括的リハビリテーションの方法などあってもよかったのではないでしょうか。
* 人工呼吸器使用に限らず、気管切開や脊損など幅広い障害者の話が聞けてよかった。障害者が地域に出て生活していくことに改めて魅力を感じた。
* 休憩時間にウオルトさんに直接話す機会がありました。人工呼吸器をつけている感じはまったくなく、とても驚きました。日本でも、もっと人工呼吸器をつけるということがどういうことなのか、理解を広めて、1つの道具を使っていて、そんなに重症な人ではないんだと思える人が増えるのはいいなと思いました。とても貴重な経験をありがとうございました。
* ローレンスさんの話は自分の意見を手短に語ってくれたのでとてもわかりやすかったです。日本は本当に先進国なんですか? 健常者にとっては先進国かもしれないけで、もし自分が病気になったのなら、こんな国にはいたくないと思いました。カナダ人と日本人の性質の差かもしれないですが、カナダ人のほうが自立心があるのですね。日本が悪いのですが、患者、障害者、高齢者を助けるための制度がそれらの人を逆に苦しめているのが悲しいです。(障害者の方々の意見が聞きたかったです。また副大臣が今日の講演を無駄にしないで下さい)。
* 非常に興味深い内容でした。実りの多いシンポジウムだったと思います。
* (地域で暮らせるケアを実現するための)社会モデルを医療の中へより大きく取り込むことが、これからの課題だと思います。(脊損センター・リハ科)
* 生活の質を考えたとしても、人工呼吸器使用者の自立の必要性が認められ、それをバックアップするための社会の理解の大切さを感じた。
* 私は、車いすに乗っているから障害者というのではなく、車いすはメガネと同じである
という言葉が印象に残りました。
* 今まで「人工呼吸器」と聞くと、かなり重病で体も動かせなく、言葉も話せないというイメージをもっていたけれど、今日の講演を聞いて、ICUを出れば、人工呼吸器をつけていても自由に車椅子で動けるし、自分の声で話せるということがよくわかりました。ICUと在宅では状態がまったく違うと分かりました。
* このような講演会を聞くのは初めてでとても勉強になりました。
* 看護大学1年生なので、看護に関する知識は一般の方とあまり変わりません。そのような状況で、今回の講演を聞くことができてよかったです。勉強になりました。
* カナダと日本の医療の現状の違いについて考えさせられるところが多くあった。ベンチレーターというと集中治療室のイメージがあるからエアポンプと呼んでいる、とウオルトさんはいっていたけど、障害をプラスに考えられることが何より大事で、それに向けて国や地域、医療者が一体になって取り組んでいかなければならないと思った。このような市民に開かれた講演会をもっとしてほしいと思った。
* ウオルト氏のカナダの報告を伺うだけでなく、われわれの足元の課題を検討する場となっており、非常に有意義でした。ウオルト氏の仕事ぶりも拝見したいという思いにかられました。今後は、パーソナルアシスタント・アテンダントの課題を取り上げてもいいのかもしれません。
* 受傷された方の体験談で、日本との違いを感じました。個々の自立(自律)の重要性、障害をもった時の考え方にも、かなりの生き方の違いがあるように思いました。退院までの間の患者教育の到達目標の違いがあると学習しました。私は、ウオルトさんからはいらないと言われたナースですが、私は臨床を飛び出したナースです。いおいろなことを学びながら皆様とがんばりたいと思います。(呼吸器アドバイザー・ナース)
* 私は医師をめざす18歳ですが、恥ずかしいことに本当に医療についての知識がなく、今日もお話を聞いて分からないことが多々ありました。しかし今日は生の声を、私の生身で体験できて本当によかったです。これからも、私の目で耳で肌で医療というものを感じていきたいと思います。
* 治療で日本の現状とカナダの現状が分かった。ウオルトさんの話がわかりやすかった。
* カナダと日本における身障者の立場がよく分かりとても参考になりました。日本も早くカナダのようになれるようにがんばってもらいたいと思います。
* ベンチレーターを使用しながら立派に自立していらっしゃる方を目の当たりにして感動いたしました。今年度で仕事を退職すると思いますので、退職後は少しでも人のお役に立てるよう夢に向かって邁進していくつもりです。今日はその力を与えて頂きました。
* とても有意義な時間となりました。ウオルトさんのお話は今後、日本における(人工呼吸器)ベンチレーターユーザーにとどまらず、多くの障害をもつ人たちの生活の質の向上につながるたくさんのヒントが詰まっていました。
* 人工呼吸器も車いすも同じであることを再認識し、障害をもつ人も同じように街中に多く見られる社会になることをともに進めたい。
* 人工呼吸器に対する考え方が変わりました。私は今まで、人工呼吸器をつけたら話せなくなる、ベッドから出られないと思っていたので、今までの考え方を壊された感じでした。
* 在宅医療に関わっている者ですが、医療行為と介護の問題、すごく考えさせられました。自立とはどういうものか、改めて考えるよい機会となりました。
* 様々な視点からのお話を聞くことが出来て大変よかったと思います。
* ベンチレーター使用者の自宅復帰支援を、こんなにも多方面にわたる分野の方がさまざまな形で真剣に取り組んでおられるのを知って、とても感銘を受けました。ただ、私も含めPTの資格をもつ者が、今回の講演会ではあまり目立たなかったことが残念でした。私も今日の講演を職場にもち帰り、PTはじめいろいろな方にお話して広めていきたいと思いました。
* イメージが変わった。ウオルトさんの声がすごく大きくて驚いた。30年前、異物混入で切開した脳性まひの自分ですが、もしまた気管切開したら、ベッドの上で呼吸も楽にできない、声も出せないというイメージが、変わったようです。
* 療護施設の介護職をしています。病院から地域、在宅へと移行することが皆さんの希望であることは理解できます。またグループホームも通過点として位置付け、医療ケアのある方も利用できればとてもよいと思います。しかし、現在のところ、療護施設しか生活の場を求められない方も存在しています。その中で医療ケアが施設であったとしても、まだまだ不十分であり、施設のQOL向上と医療ケアの充実が出来ることを望みます。また、グループホームであれ、在宅生活、地域生活であれ、障害者を受け入れてくれる病院が非常に少ないうえに、理解をしてくれる病院がありません。
病院がすべて、施設がすべて、グループホームがすべて、在宅がすべて、ではありません。個々の状況に応じて選択できるよう、条件をおのおの整備していただければと思います。
今回、神奈リハの話が多く出てきましたが、国リハ(国立身体障害者リハビリテーションセンター)の現状についてまったく出てきていません。残存レベルによる入院制限、入院の期間の制限、身体的リハに重きをおいた状況をもっともっと皆さんで考えていってもらいたいと希望します。
施設(重度心身・療護)でのベンチレーター使用の現状、その他、医療類似行為について解決してもらいたいと思います。
東京の療護施設というとても特殊なところにおりますので、<在宅>施設ということはよく聞きますが、全国の療護施設のレベルアップも希望します。ちなみに「療護施設自治会全国ネットワーク」も今回の問題を学んでいく必要性があると思っています<個人的な見解>。
7月21日の講演(「障害者のセクシュアリティ」)をとても楽しみにしています。ただ、医学的側面も大切だとは思っておりますが、心理的・精神的側面も十分に取り上げていただきたいと希望しております。また女性の脊損、頚損の性についても、話が出ることを期待しております。
関連資料
朝日新聞 2001年6月7日「社説」<ホームページ参照>
読売新聞・夕刊 2002年8月13日<ホームページ参照>
関連資料
呼吸器関連文献
*「看護学雑誌」2002年2月号 特集<ベンチレータと生きる人々:求められる地域生活支援> pp.110-150 (医学書院刊、一部定価 1,155円(本体1,100円+税)、送料100円)
〔アンケート〕 ベンチレーターと生きる人々に聞く
【講演】 人工呼吸器使用者の自立(ウォルト・ローレンス)
「コミュニティケアへの道のり」(アイリーン・ハンレイ)
「呼吸管理の基礎知識」(石川悠加)
「急性期からの自力呼吸訓練」(笠井史人ほか)
「ベンチレータ長期使用者のリスクマネジメント」(アイリーン・ハンレイ)
「医療者に求めたいベンチレータ使用者への包括的サポート体制」(金井智恵)
「ベンチレータ使用者の生活を支えるために必要な視点」(松井和子)
*上記特集の主要参考文献(邦文のみ、発表年順)
2001年
並木昭義、氏家良人編:よくわかる人工呼吸管理テキスト、南江堂
石川悠加:神経筋疾患の呼吸管理、小児科臨床、54;803-811
森英治:高位頚髄損傷者の特徴、臨床リハ、10(3);203-208
日本せきずい基金:脊髄損傷患者の受け入れに関する全国主要病院調査報告書、5-28
1999年
Bach, J. R.(大澤真木子監訳):神経筋疾患のマネジメント、診断と治療社
1998年
日本在宅医療福祉協会在宅医療部会編: ハイテク在宅医療機器サービスマニュアル、日本プランニングセンター
松井和子:高位頚髄損傷者の死亡例からみた在宅呼吸管理の安全性、日本パラプレジア医学会誌、11(1);54-55
笠井史人:人工呼吸器離脱を試みたC2頚髄損傷の2例、総合リハ、26(11);1089-1092
川村佐和子:在宅人口呼吸療法と看護、The Lung perspectives、6(1):52
輪湖史子ほか:在宅人工呼吸療法における患者・家族教育の進め方、The Lung perspectives、6(1):55
1997年
林文明:呼吸リズムの形成機構、川上義和編:呼吸調節のしくみ−−ベッドサイドへの応用、3−12、文光堂
松井和子:生活を可能にする看護−−カナダBC州における高位頚髄損傷者のケアから学ぶ、看護学雑誌、61(9);841-844
1996年
Bach, J. R.・石川悠加:神経筋疾患の呼吸管理−−小児期からのM/NIPPVマニュアル、日本小児医事出版社
宮川哲夫:呼吸リハビリテーション−−Update−−、日呼吸管理誌、5(3);119-126
1994年
川村佐和子編著:神経系難病の在宅看護−−医療依存度が高い人々に対する看護、日本プランニングセンター
*「パラプレジア医学会雑誌」の主関連文献(1993〜2002)
2002年(15巻)
「鼻マスク式NPPVが夜間呼吸困難に対して有効であった頚髄損傷の1例」152-153 国療村山病院・リハ科 鈴木幹次郎他
「合併症を起こすことなく受傷後6ヶ月で社会復帰した人工呼吸器使用小児頚髄損傷患者の1例」154-155 関西労災病院・リハ科 土岐明子他
「慢性期頚髄損傷者の車椅子能力と肺活量」 156-157 国立身体障害者リハビリセンター 谷津隆雄
2001年(14巻)
「脊髄損傷患者における呼吸器障害発生例についての検討」 98-99 関西労災病院・リハ科 土岐明子他
「頚椎症における呼吸機能障害の検討:特にその要因に関して」100-101 市立長浜病院・整形 石部達也他
「頚髄損傷者に対する呼吸理学療法の意義:他動的強制呼気介助による呼吸機能の検討」102-103 美唄労災病院・脊損センター 山本昌明他
「頚髄損傷の喀痰排出障害に対するcafflatorの使用経験」104-105 藤田保健衛生大学リハ科 鵜飼淳子他
「長期人工呼吸器使用頚髄損傷者の社会参加と関連要因」106-107 浜松医大・臨床看護 松井和子
2000年(13巻)
「器械呼吸長期依存頚髄損傷者の呼吸発声訓練経過について:第2報」190-191 浜松医大・臨床看護 松井和子
1999年(第12巻)
「器械呼吸長期依存頚髄損傷者の呼吸発声訓練」194-195 浜松医大・臨床看護 松井和子
1998年(第11巻)
「人工呼吸器管理下での高位頚髄損傷者の自宅復帰」202-203 九州労災病院・リハ科 井出睦、他
1997年(第10巻)
「人工呼吸器依存高位頚髄損傷者のコミュニケーション」 214-215 広島大学保健学科 吉村理、他
1995年(第8巻)
「高位頚髄損傷の死亡例からみた在宅人工呼吸の安全性」 302-303 東京都神経科学研究所 松井和子
1994年(第7巻)
「人工呼吸器長期依存による高位頚髄損傷者の在宅化の条件」124-125東京都神経科学研究所 松井和子
1993年(第6巻)
「早期呼吸器リハビリテーションが奏効した上位頚髄損傷の2例」122-123 聖マリアンナ医大・整形 加藤晴康他
「胸郭外高頻度振動陰圧式人工呼吸法の有用性」122-123 総合せき損センター・内科 瀬川潤、他
*「パラプレジア誌」の論文は、せきずい基金事務局で無料のコピーサービスを行なっている。
*その他(単行本)
『頚髄損傷−−自立を支えるケアシステム』、松井和子、医学書院、定価:2800円+税
『四肢麻痺と対麻痺・第2版』、Ida Bromley、萩原新八郎訳、医学書院、定価:4800円+税
『脊髄損傷−−日常生活における自己管理のすすめ』、徳弘昭博、医学書院、定価:3000円+税
『脊髄損傷−−包括的リハビリテーション』、初山泰弘・二瓶隆一、医歯薬出版、定価:4500円+税
『脊髄損傷・T:治療と管理』、岩倉博光他、医歯薬出版、定価:4000円+税
『脊髄損傷・U:生活編』、岩倉博光他、医歯薬出版、定価:3900円+税
『頚髄損傷のリハビリテーション−−国立身体障害者リハビリテーションセンター・マニュアル』津山直一監修、協同医書出版社、定価:5200円+税
『再新人工呼吸器ケア』、窪田達也編著、メジカルフレンド社、定価:2200円+税
『人工呼吸器ケアのすべてがわかる本』、道又元裕編、照森社、定価:2600円+税
発行人 障害者団体定期刊行物協会
東京都世田谷区 6・26・21
編集人 特定非営利活動法人 日本せきずい基金・事務局
〒183-0034 東京都府中市住吉町4−17−16
TEL 042-366-5153 FAX 042-314-2753
頒価 300円
E―mail:jscf2@ybb.ne.jp
URL :http://www.normanet.ne.jp/~JSCF/