山陰労災病院 院長 新宮彦助 院長
(日本パラプレジア医学会脊損予防委員会 委員長)

この調査を行った山陰労災病院院長
新宮彦助医師の意見


  脊髄損傷の全国疫学調査を行ってみると、発生頻度は欧米とほぼ同程度で、人口百万人あたり年間40人程度であった。1年間に約5,000人の脊髄損傷者が新たに発生していることになる。
  脊髄損傷の原因が交通事故、転落転倒、打撲下敷き、スポーツ事故などであり、なかでも交通事故が半数近くを占めているので、社会情勢がよほど安全にならないかぎり、発生頻度が減少することは難しいと考えられる。
  医学会では脊髄損傷を少しでも生き返らせようと、薬剤、神経移植など国際的な研究を続けている。しかしまだまだ解決には遠いのが現状です。
  脊髄損傷者は互いに励まし合いながら、涙ぐましい努力のリハビリテーションを行い、社会復帰を遂げている。
  21世紀に向かって、傷害を持った方々が生き甲斐を持って、健常者と共に皆で幸せに暮らせるように、また脊髄損傷医学が更に進歩するように、社会全体での助け合い、励まし合いが大切であると思う。




資料TOP      MENU TOP