第2回日本再生医療学会抄録No.2525(2003/3)


 骨髄間葉系多能性幹細胞純化の試み

金城謙太郎、岡野栄之ら(慶応大学医学部生理学教室)

 造血幹細胞はマウスモデルにおいて骨髄中より細胞表面抗原マーカーで純化された。一方、骨髄中に存在する間葉系多能性幹細胞は、付着する性質により分離され、骨、筋肉、脂肪細胞などへ分化する。しかし、それらの細胞を付着細胞として培養する段階を経ずに、プロスペクティブ(予期的)に細胞表面抗原を用いて分離、同定することで、骨髄における細胞群につき詳細な情報が得られると共に、臨床応用という点においても、より短期間に自己の細胞を様々な細胞へ分化させうる可能性がある。
 
 我々は以前より、細胞未分化幹細胞としてHoechst dye(ヘキスト染色)に染まらないサイド・ポピュレーション分画に注目し、またその分画と各種細胞表面抗原を用いることで、間葉性多能性幹細胞をプロスペクティブに分離、同定する試みを行ってきた。本学会では、細胞表面抗原に対するモノクローム抗体を用いたマウス骨髄細胞に存在する間葉系多能性幹細胞を分離・同定する試みにつき発表する。

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