| 日本せきずい基金 第40回理事会・議事録 | |
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関西医大の骨髄間質細胞移植による脊髄再生の臨床研究について
〔経緯〕 2003年12月11日、共同通信が関西医大倫理委員会が臨床研究の承認を報道。
情報収集する中で、研究代表である鈴木義久京都大学助教授(形成外科)が当事者団体に鈴木助教授のほか、井出千束京大教授、中谷壽男関西医大教授が上京し事前説明する意向を示された。
当基金では臨床研究の実施前には研究者が公開できる情報には限りはあるが、臨床研究計画について広く知ってもらう機会として、東京での「脊髄再生市民セミナー」の開催を提案した。
鈴木助教授らは当事者との懇談を優先して開催したいとの意向であったため、開催形態等について理事会で検討することとなった。
〔討論〕 基本的スタンスとしては、脊髄再生のための臨床研究はせきずい基金が長年にわたり求めてきたことであり、あらゆる可能性が追究されるべきこと。同時に、ヒトを対象にする研究である以上、科学的妥当性、安全性、インフォームドコンセントに慎重に配慮し、情報公開により社会的受容を高める再生研究の促進を図ることを確認した。
また科学的妥当性については、専門家の判断を待たなければならないが、臨床研究レベルにあるか否かを判断することは専門家にもむずかしい側面があることが論議された。脊髄再生研究においては受傷直後の急性期における臨床研究が不可欠である一方、効果の判定の困難さも指摘された。
〔結論〕 鈴木助教授ら共同研究者との懇談会を開催し、今回の臨床研究計画の概要を直接説明していただく場を早急に設定する。
研究の背景・研究計画について説明していただくとともに、事前に当基金でまとめたこれまで明らかになった研究計画に関する照会事項(約25項目)を送付し、当日、研究者の意見をうかがう。
当基金としては、その内容を研究者のプライオリティやノウハウに配慮しつつも可能な限り臨床研究の実施前にその内容を公開し、多くの当事者・家族に情報提供していく。
臨床研究実施後の研究報告のための市民セミナーの開催や、被験者が同意を得られた場合、適切な時期での基金等第三者による被験者との面会を併せて要望する。
〔追記〕 翌12日、事務局にて鈴木助教授と下記の通り開催することで合意した。
*「骨髄間質細胞による臨床研究に関する懇談会」
日 時 : 2004年1月18日(日) 午後2時〜4時 会 場 : 目黒区心身障害者センター「あいアイ館」会議室 参加者 : 鈴木義久京都大学助教授、井出千束京都大学教授、
中谷壽男関西医科大学教授、日本せきずい基金役員、
全国脊髄損傷者連合会、頚髄損傷者連絡会役員進 行 : 今回の臨床研究の概要の説明(1時間半程度) <司会:藤木>
質問事項に関する応答(30分程度)、意見交換
その他
* FC東京がチャリティ・オークションに協力:
理事会の開催前にFC東京の常務・村林 裕が来所し面談、グッズの出品等に今後協力していただけることになった。
* ETCカード加入:ライフからの報告では年末までの申込者は30数名。さらに協力者を募るため、疼痛調査の際にも再度協力を呼びかける。
* 神奈川リハビリテーション病院でPTの減少が続いている。事故直後の患者が減少し合併症の患者が大多数になってきている。本来の機能を維持するために何が必要かを今後検討する。
* 脊髄損傷者の排泄を容易にする「盲腸ポート」実施者で痛みの訴えが出ている。
連合会としてフォローアップが必要。以上