勃起不全(ED)治療の保険適用について

【参考資料】

国内におけるバイアグラ処方の実態
●  99年4月から12月までに医療機関でバイアグラを処方された1,471症例を対象とした社会情報サービスの調査によると、処方を受けた患者の平均年齢は58.4歳で、53%の患者は高血圧、糖尿病などの基礎的な疾患・既往を有することが明らかとなった。





出所) 社会情報サービス: 99年4月から12月までに医療機関で
バイアグラを処方された1,471症例を対象


日本臨床泌尿器科医会アンケート調査結果

日本臨床泌尿器科医会が会員の泌尿器科医に対して実施したアンケート調査「本邦におけるシルデナフィル(バイアグラR)の使用状況」によると、EDの健康保険制度への組み入れについて、44.8%が「保険にすべき」、23.7%が「条件をつけて保険で」と回答している(1999年8月実施、回収率:391/1,698人)。

これに対し、「このままでよい」は31.5%にとどまり、7割近くが何らかの保険適用を求めている実態が明らかとなった。


ED治療薬の保険適用についての意識調査結果

AC Nielsenが全国の泌尿器科医104名、内科医114名、計218名を対象に実施したアンケート調査(2000年1月実施)によると、「ED治療は保険償還されるべきか」という質問に対して、「他の疾患と同様に健康保険で負担すべき」との回答は20%、「糖尿病、脊髄損傷、挙児希望(子供が欲しい)など、治療対象を厳格に決めて健康保険で負担すべき」との回答は54%、「診断・検査費用(薬剤費以外)は健康保険で負担すべき」との回答は13%、「現状通り診断・検査および薬剤費ともに保険適用するべきではない」という意見は14%で、ED治療に対して何らかの形で保険償還すべきと回答した医師は全体の80%を超えた。

また「すべて、もしくは対象を決めて保険償還すべき」と回答した医師にその理由を聞いたところ、「EDは疾患である」との回答が38%で最も多く、「原因によっては疾患」との回答は19%で、合わせて六割弱の医師が「EDは疾患である」と答えた。



海外での保険償還の状況

海外においては現在9ヶ国で保険適用されているが、無条件に保険償還が認められているのはスウェーデン1国。他の8ヶ国(アメリカ・アイルランド・フィンランド・オーストリア・イギリス・オーストラリア・ポーランド・カナダ)では錠剤数の制限や、特定疾患を有する場合のみ適用などの条件つきで償還されている

英国では、以下の疾患を有する患者の他、病院の専門医が「EDが患者にとって"重度な苦痛(severe distress)となっている」と判断した場合もNHSの保険適用となる。

糖尿病/多発性硬化症/パーキンソン病/ポリオ/前立腺がん/前立腺全摘出/骨盤根治手術/腎移植、透析等の治療を受けた腎不全/重度骨盤損傷/単一遺伝性神経病/脊髄損傷/脊椎披裂 。






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